大阪市の無痛分娩の費用相場は?

大阪市で無痛分娩を検討している方向けに、主要医療機関の費用相場を詳しく紹介。また、施設選びのポイントや注意点、大阪市ならではの補助金や助成金を活用して、自己負担を軽減する方法についてもまとめました。

目次
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大阪市内主要医療機関の
費用一覧

掲載の情報は2025年4月調査時点のものです。金額などはあくまで目安となりますので、詳細は各クリニックにお問い合わせください。また、無痛分娩費用・個室料金は非課税となります。

ENAレディースクリニック

経腟分娩での出産

  • 通常分娩費用:約35万円
  • 無痛分娩追加費用:15万円
  • 入院料:約140,000円(分娩翌日より4日間)
  • 室料差額等(日額):Aコース 16,000円/Bコース 12,000円/Cコース 8,000円
  • その他(新生児保育管理料・検査・処置・薬剤料等):平均80,000円
  • 産科医療補償制度掛金:12,000円
  • 合計:約76万円~
  • 特徴:24時間体制/麻酔科医常駐/事前相談あり

経腟分娩での出産
(入院期間短縮)

  • 通常分娩費用:約35万円
  • 無痛分娩追加費用:15万円
  • 入院料:約140,000円(分娩翌日より3日間)
  • 室料差額等(日額):Sコース6,600円
  • その他(新生児保育管理料・検査・処置・薬剤料等):平均65,000円
  • 産科医療補償制度掛金:12,000円
  • 合計:約73万円~
  • 特徴:24時間体制/麻酔科医常駐/事前相談あり

経腟分娩での出産
(分娩翌日より産後院利用)

  • 通常分娩費用:約35万円
  • 無痛分娩追加費用:15万円
  • 入院料:約140,000円(分娩翌日より3日間)
  • 室料差額等(日額):分娩当日から分娩翌日の退院まで(Aコース 17,600円/Bコース 13,200円/Cコース 8,800円)
  • 産後院利用料(1泊):分娩翌日の産後院入所から(Hコース 71,500円/Lコース 53,900円)※平均利用日数:分娩翌日より4日間
  • その他(新生児保育管理料・検査・処置・薬剤料等):平均80,000円
  • 産科医療補償制度掛金:12,000円
  • 合計:約83万円~
  • 特徴:24時間体制/麻酔科医常駐/事前相談あり/産後院ケアあり

参照元:ENAレディースクリニック公式HP(https://ena-lc.com/delivery/#sec_price)

西川医院

  • 通常分娩費用:54.3万円※4泊5日入院(トイレなしの個室をご利用の場合)分娩料、部屋料、検査・処置、薬剤料、指導料、文書料、汚物処理料、衛生材料費、産科医療補償制度掛金を含む。
  • 無痛分娩追加費用:15万円
  • 新生児管理保育料、検査、処置:99,000円
  • 個室料:K room(特別室Ⅰ室):49,000円/I room(特別室Ⅱ室):40,000円/A room:37,000円/E room:35,000円/B or C room:29,000円/F or G room(トイレなし):27,000円/副室:23,000円※料金には看護料、お部屋使用料、お食事代などを含む。
  • 合計:約79.2万円~
  • 特徴:24時間対応/快適な設備と食事/産後ケア充実/宿泊可

参照元:西川医院公式HP(https://www.nlc1.net/treat/hospital/#:~:text=分娩に必要となる,利用の場合)となります。&text=無痛分娩(硬膜外,約792,000円となります。)

参照元:西川医院公式HP(https://www.nlc1.net/about/faci/)

千船病院

  • 通常分娩費用:約50万円(標準5日間の入院費、産科医療補償制度掛金などを含む。)
  • 無痛分娩追加費用:初産婦 15万円/経産婦 13万円
  • 個室利用時:+12,000円/1泊
  • 合計:約63万円
  • 特徴:24時間対応/NICU完備/ハイリスク妊娠にも対応

参照元:千船病院公式HP(https://www.chibune-hsp.jp/department/sanka/shussan/shussan03/)

参照元:千船病院公式HP(https://www.chibune-hsp.jp/department/sanka/tokushoku/tokushoku02/#sanka_tokushoku_delivery_price)

価格帯別の特徴と選び方

~50万円台:
費用を抑えたい方向け

特徴

  • 公立病院や一部の私立病院で提供される傾向がある。
  • 無痛分娩のための最低限の医療・設備が整備されている。

選び方のポイント

  • 基本的な安全性・快適性を希望する人に向いている。
  • 出産育児一時金活用により、自己負担ゼロになる場合もある。

注意点

  • 個室利用や麻酔体制がオプションで、別途費用が発生する場合がある。
  • 麻酔科医による24時間対応ができない場合もある。

50~70万円台:
バランス重視の方向け

特徴

  • 私立病院やクリニック中心で快適な入院環境が整えられていることが多い。
  • LDRや24時間対応など、妊婦の希望に合わせた柔軟性がある。
  • ※LDRとは、陣痛・分娩・回復をすべて同じ部屋で行える出産スタイルです。移動の負担がなく、リラックスしてお産に臨めます。

選び方のポイント

  • 費用と快適さ、安全性のバランスが取れた病院を希望する人向き。

注意点

  • 複数のプランがある場合は、内容にばらつきがあるため、事前相談や見学がおすすめ。

70万円以上:
サービス充実希望の方向け

特徴

  • ワンランク上の高級クリニックであり、ゴージャスでホテルライクな環境を提供している。
  • 産後ケアや食事、家族同伴設備なども充実している。

選び方のポイント

  • ワンランク上の快適性や精神的安定を重視したい人向け。

注意点

  • 費用が高額となるため、助成制度の活用などで自己負担を軽減することが前提となる。

大阪市ならではの
費用節約ポイント

助成金・補助金の併用例

大阪市ならではの助成金や補助金を併用して、無痛分娩の自己負担を軽減することができます。大阪市では、従来、出産応援給付金としていたものを制度切替により、2025年4月1日より、妊婦支給給付金として給付を行っています。これは、妊娠届の受理により、妊婦1人につき現金5万円が支給されるものです。

このほか、産後ケア事業の委託業者として医療機関を指定しており、所得に応じて、ショートステイ(宿泊型)・デイケア(通所型)・アウトリーチ(訪問型)のいずれかにより、産後ケアの補助が受けられます。

参照元:大阪市公式HP(https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000586377.html)

参照元:大阪市公式HP(https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000370578.html)

大阪市出産応援プランの
活用

大阪市の出産応援給付金(妊婦支給給付金)は、妊娠届け出時の面談を受けた妊婦本人からの申請により支給されるもので、対象者は以下の条件をすべて満たす方が支給対象となります。

  • 産科医療機関等を受診し、妊娠の事実を確認した方。
  • 大阪市内に住所を有し、2023年2月20日以降に妊娠届出をした方。
  • 妊娠届出(母子健康手帳交付)時に保健師等と面談し、アンケートに回答した方。
  • 当該妊娠届出に関し、他の自治体で国の出産応援ギフト(現金やクーポン等)の支給を受けていない方。

このほか、出生後の面談を受けた母親(または養育者)からの申請により、子どもの出生後に受け取れる子育て応援給付金(出生した子ども1人につき現金5万円)を受け取ることもできます。

参照元:大阪市公式HP(https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000586377.html)

病院ごとの分割払い・
クレジット対応

無痛分娩の費用は、医療機関の種類やサービス内容により高額になることがあるため、一括払いが難しい家庭も少なくありません。その場合、医療機関によっては、分割払いやクレジット決済に対応していることもあります。

分割払いは、出産費用全体でなく、無痛分娩の追加費用のみが対象となるケースもあるため、事前にクリニックや病院に問い合わせておくことが大切です。また、医療機関によっては、独自に無痛分娩の費用助成やキャンペーンなどにより、負担を軽減できることもあります。

まとめ

大阪市の無痛分娩の費用は、医療機関の種類やサービス内容などにより幅があります。そのため、快適性や落ち着いた環境を重視する場合は、費用が高額になることもあります。一方、出産育児一時金や大阪市独自の出産・子育て応援給付金などの助成制度を活用することにより、費用を抑えながらも安心感を持って出産に臨むことが可能です。

また、施設選びでは、柔軟なサービスの提供、麻酔科医常駐による24時間対応、産後ケアの充実など、何を重視するかを明確にすることが重要です。そのうえで、ご自身やご家族に合った適切な施設選びをするようにしましょう。

POINT

このサイトでは、大阪市で無痛分娩を希望する方に向けて、実績と特色を備えた3つのクリニックをご紹介しています。

初産で陣痛のタイミングに不安がある方、上のお子さんを預けながら出産したい方、持病があっても無痛分娩を検討したい方など、それぞれの状況に合わせて比較しやすくまとめています。料金や施設の雰囲気を見比べて、納得のいくクリニック選びにお役立てください。

無痛分娩に対応している
大阪市でおすすめの3院

出産のかたちは一人ひとり違います。初めての出産で不安を感じている方もいれば、上の子のお世話との両立に不安な方、持病を抱えながらの出産に不安な方もいるでしょう。
そんな多様な女性の想いに応えてくれる、大阪の無痛分娩施設を紹介します。

はじめての出産を
迎える方に心強い
ENAレディースクリニック
ENAレディースクリニックの個室
引用元:ENAレディースクリニック公式HP
(https://ena-lc.com/facility/)
ENAレディースクリニックの食事
引用元:ENAレディースクリニック公式HP
(https://ena-lc.com/delivery/)
ENAレディースクリニックの受付
引用元:ENAレディースクリニック公式HP
(https://ena-lc.com/facility/)
  • 常勤の麻酔科専門医と連携した24時間365日体制なので予定通りに陣痛が起こりにくい初産婦にも対応してもらえる
  • 母乳外来や産後の母子同室・別室選択可能、育児相談可能など、産後の不安もサポートしてくれる
無痛分娩費用 150,000円
個室料 8,000~16,000円
無痛分娩の
種類
計画無痛分娩
自然無痛分娩
所在地 大阪府大阪市都島区都島北通1-22-10
アクセス 谷町線/都島駅より徒歩5分

電話番号:06-6921-3313

9:00~12:00(月~土)
17:00~19:30(火・水・金)
お子さま連れでも
安心できる
西川医院
西川医院の個室
引用元:西川医院公式HP
(https://www.nlc1.net/about/faci/)
西川医院の食事
引用元:西川医院公式HP
(https://www.nlc1.net/about/meal/)
西川医院の託児室
引用元:西川医院公式HP
(https://www.nlc1.net/about/faci/)
  • 分娩~入院の間、24時間待機している専任の保育士に上のお子さんを預けられる
  • 産後には旦那さんだけでなく上のお子さんも一緒に面会できる
無痛分娩費用 150,000円
個室料 27,000~49,000円
無痛分娩の
種類
自然無痛分娩(※1)
所在地 大阪府大阪市阿倍野区天王寺町北2-16-10
アクセス JR環状線/寺田町駅より徒歩5分
近鉄南大阪線/河堀口駅より徒歩5分

電話番号:06-6714-5218

9:00~12:00(月~土)
14:30~16:00(月)、
16:00~18:00(火・木・金)
持病を抱えている方に
寄り添う
千船病院
千船医院の個室
引用元:千船病院公式HP
(https://www.chibune-hsp.jp/department/sanka/nyuin/)
千船医院の食事
引用元:千船病院公式HP
(https://www.chibune-hsp.jp/department/sanka/nyuin/nyuin02/)
千船医院の受付
引用元:千船病院公式HP
(https://www.chibune-hsp.jp/about/floormap/)
  • 心臓疾患や糖尿病などを抱える場合でも、各科と連携し無痛分娩が適切かを慎重に判断
  • 集中治療室を備えており、万が一の際も同じ病院内で対応するため移動が不要
無痛分娩費用 初産婦:150,000円
経産婦:130,000円
個室料 14,000円
無痛分娩の
種類
自然無痛分娩(※1)
所在地 大阪府大阪市西淀川区福町3-2-39
アクセス 阪神なんば線/福駅より徒歩1分

電話番号:06-6471-9541

9:00~12:00、 13:00~17:00(月~金)

掲載の情報は2025年4月調査時点のものです。金額などはあくまで目安となりますので、詳細は各クリニックにお問い合わせください。

※ENAレディースクリニックの個室の写真は、Aコース 17,600円(税込)の個室です。
※西川医院の個室の写真は、K room(特別室Ⅰ室):49,000円(税不明)の個室です。
※:費用について:無痛分娩費用・個室料金は非課税となります。
※1:計画無痛分娩は患者さんによる希望では行っておらず、医学的に分娩を進める必要がある場合に限り実施。