初産で無痛分娩をするとリスクがある?

初めての出産を控え、無痛分娩を検討中の方へ。初産ならではのリスクやメリット、クリニック・病院選びのポイントを解説します。納得のいく出産方法を見つけるための参考にしてください。

「初産はリスクが高い」は本当?

「初めての出産だからこそ無痛分娩にしたいけれど、初産だとリスクが高いのでは?」と不安に思う方は多いでしょう。結論から言うと、初産であっても無痛分娩を受けることは可能です。

関西医科大学(2021年)の無痛分娩件数158件中、初産は114件と報告されています。無痛分娩を受けた方の約7割が初産婦だった計算になるため、決して珍しい選択ではありません(※)。

しかし、施設によっては「初産婦の無痛分娩はお断り」としているケースがあるのも事実です。初産婦は経産婦(出産経験のある方)に比べて、分娩にかかる時間が長引きやすい可能性があるためです。

つまり、「初産ならではのお産の進み方」が懸念点(リスク)に繋がりやすいため、注意が必要と言えます。

※参照元:J-STAGE/【PDF】初産婦の無痛分娩において分娩誘発が母児の分娩転帰に与える影響: 傾向スコアマッチングを用いた後方視的検討(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspnm/60/3/60_371/_pdf/)

初産の無痛分娩で知っておきたいリスク

初産で無痛分娩を選ぶ場合、事前に把握しておきたいリスクがいくつかあります。注意すべき点として、分娩時間の長期化と麻酔に関する副作用の2つが挙げられます。

分娩時間が長引く可能性がある

初産婦は経産婦に比べて、もともと分娩にかかる時間が長い傾向にあります。無痛分娩ではさらに分娩時間が延びることがあり、3〜5時間程度長くなるケースも(※)。

麻酔の影響でいきむタイミングがつかみにくくなる場合があり、陣痛促進剤の使用や、吸引分娩・鉗子分娩に切り替わることもあります。

※参照元:木野産婦人科医院公式HP(https://kinomaternityclinic.jp/column/pregnancy/3713/)

麻酔に関する副作用が出る場合がある

無痛分娩で使用する硬膜外麻酔では、一時的に低血圧や頭痛、発熱、かゆみなどの症状が出ることがあります。麻酔の効き方には個人差があり、期待したほど痛みが緩和されないケースもあります。

これらの症状の多くは一時的なものですが、長引く場合は担当の医師に相談するようにしましょう。

※参照元:マタニティスタイル(https://stmc.jp/article/painless-childbirth-accident/)

無痛分娩を選ぶメリットとは?

分娩時間の長期化などのリスクがある一方で、メリットもあります。

1つ目は、出産時の体力の消耗を抑えられる点です。初産は分娩時間が長くなりやすい傾向がありますが、麻酔によって痛みが軽減されることで体力を温存しやすくなります。体力が残ることで、産後の回復にもつなげやすくなるといえます。

2つ目は、緊急時に帝王切開へ移行しやすい点です。無痛分娩で使用する硬膜外麻酔のカテーテルをそのまま帝王切開時の麻酔に活用できるため、万が一の際にも迅速に対応しやすくなります。

3つ目は、出産への恐怖心が和らぐことです。痛みが緩和されることで落ち着いて分娩に臨みやすくなり、出産がスムーズに進みやすくなるといわれています。また、出産時のつらい経験が軽減されることで、次の妊娠・出産に対するトラウマを防ぎやすくなる点もメリットの一つです。

クリニック・病院を選ぶポイント

初産の無痛分娩におけるリスクをできるだけ減らし、安心して出産に臨むためには、クリニックや病院選びが重要なポイントです。施設ごとに対応範囲や体制が異なるため、以下の4つの点を事前に確認しておきましょう。

  • 初産婦の無痛分娩に対応しているか
  • 無痛分娩の実施件数が十分にあるか
  • 麻酔科医が常駐しているか
  • 計画分娩とオンデマンド式(自然に陣痛が来てから麻酔を行う方式)のどちらに対応しているか

大阪市内にも、初産婦の受け入れを行い、安全な体制を整えている無痛分娩対応クリニックは複数あります。それぞれの施設を比較し、自分の希望や体の状態、通いやすさに合った施設を選ぶようにしましょう。

まとめ

初産であっても無痛分娩を選択することは可能です。分娩時間の長期化や麻酔の副作用といったリスクは事前に理解しておく必要がありますが、一方で体力の温存や緊急時の対応のしやすさなど多くのメリットも存在します。

リスクとメリットの両面を正しく把握し、まずは通いやすいクリニック・病院へ早めに相談して、自分に合った出産方法を選びましょう。

POINT

このサイトでは、大阪市で無痛分娩を希望する方に向けて、実績と特色を備えた3つのクリニックをご紹介しています。

初産で陣痛のタイミングに不安がある方、上のお子さんを預けながら出産したい方、持病があっても無痛分娩を検討したい方など、それぞれの状況に合わせて比較しやすくまとめています。料金や施設の雰囲気を見比べて、納得のいくクリニック選びにお役立てください。

無痛分娩に対応している
大阪市でおすすめの3院

出産のかたちは一人ひとり違います。初めての出産で不安を感じている方もいれば、上の子のお世話との両立に不安な方、持病を抱えながらの出産に不安な方もいるでしょう。
そんな多様な女性の想いに応えてくれる、大阪の無痛分娩施設を紹介します。

はじめての出産を
迎える方に心強い
ENAレディースクリニック
ENAレディースクリニックの個室
引用元:ENAレディースクリニック公式HP
(https://ena-lc.com/facility/)
ENAレディースクリニックの食事
引用元:ENAレディースクリニック公式HP
(https://ena-lc.com/delivery/)
ENAレディースクリニックの受付
引用元:ENAレディースクリニック公式HP
(https://ena-lc.com/facility/)
  • 常勤の麻酔科専門医と連携した24時間365日体制なので予定通りに陣痛が起こりにくい初産婦にも対応してもらえる
  • 母乳外来や産後の母子同室・別室選択可能、育児相談可能など、産後の不安もサポートしてくれる
無痛分娩費用 150,000円
個室料 8,000~16,000円
無痛分娩の
種類
計画無痛分娩
自然無痛分娩
所在地 大阪府大阪市都島区都島北通1-22-10
アクセス 谷町線/都島駅より徒歩5分

電話番号:06-6921-3313

9:00~12:00(月~土)
17:00~19:30(火・水・金)
お子さま連れでも
安心できる
西川医院
西川医院の個室
引用元:西川医院公式HP
(https://www.nlc1.net/about/faci/)
西川医院の食事
引用元:西川医院公式HP
(https://www.nlc1.net/about/meal/)
西川医院の託児室
引用元:西川医院公式HP
(https://www.nlc1.net/about/faci/)
  • 分娩~入院の間、24時間待機している専任の保育士に上のお子さんを預けられる
  • 産後には旦那さんだけでなく上のお子さんも一緒に面会できる
無痛分娩費用 150,000円
個室料 27,000~49,000円
無痛分娩の
種類
自然無痛分娩(※1)
所在地 大阪府大阪市阿倍野区天王寺町北2-16-10
アクセス JR環状線/寺田町駅より徒歩5分
近鉄南大阪線/河堀口駅より徒歩5分

電話番号:06-6714-5218

9:00~12:00(月~土)
14:30~16:00(月)、
16:00~18:00(火・木・金)
持病を抱えている方に
寄り添う
千船病院
千船医院の個室
引用元:千船病院公式HP
(https://www.chibune-hsp.jp/department/sanka/nyuin/)
千船医院の食事
引用元:千船病院公式HP
(https://www.chibune-hsp.jp/department/sanka/nyuin/nyuin02/)
千船医院の受付
引用元:千船病院公式HP
(https://www.chibune-hsp.jp/about/floormap/)
  • 心臓疾患や糖尿病などを抱える場合でも、各科と連携し無痛分娩が適切かを慎重に判断
  • 集中治療室を備えており、万が一の際も同じ病院内で対応するため移動が不要
無痛分娩費用 初産婦:150,000円
経産婦:130,000円
個室料 14,000円
無痛分娩の
種類
自然無痛分娩(※1)
所在地 大阪府大阪市西淀川区福町3-2-39
アクセス 阪神なんば線/福駅より徒歩1分

電話番号:06-6471-9541

9:00~12:00、 13:00~17:00(月~金)

掲載の情報は2025年4月調査時点のものです。金額などはあくまで目安となりますので、詳細は各クリニックにお問い合わせください。

※ENAレディースクリニックの個室の写真は、Aコース 17,600円(税込)の個室です。
※西川医院の個室の写真は、K room(特別室Ⅰ室):49,000円(税不明)の個室です。
※:費用について:無痛分娩費用・個室料金は非課税となります。
※1:計画無痛分娩は患者さんによる希望では行っておらず、医学的に分娩を進める必要がある場合に限り実施。